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第44回アミューズメントマシンショー [レポ]

というわけで、K様と海浜幕張駅で待ち合わせ。

第44回アミューズメントマシンショー」に向かう。

アミューズメントマシン、いわゆる「ゲームセンターに置いてあるような機械」の、先行お披露目会みたいなものだと思っていただければ良いだろう。

幕張メッセ内の展示場3つをぶちぬき、だだっ広い会場を占拠したアミューズメントマシンたち。SEGAやバンダイナムコゲームスなど名だたる大企業から、ゲームセンターには欠かせない両替機を作っているメーカーまで、50近いブースが設けられていた。

一般公開はこの土曜日(9/16)だけとあって、人はなかなか多い。それも親子連れ。夏休みも終わったのに、まだまだ子供たちは元気だ。どうやって回ろうかK様と相談しつつ、エスカレーターを降りると、迎えてくれたのは休憩コーナーで疲れをあらわにする人々だった。

 

 

何か、悩みでもあるんだろうか。

対照的に子供たちは騒ぎたて、見るもの全てに好奇心と歓声を向ける。

 

開発者の人たちも、こういう子どもたちの姿を見るのは、幸せだろうな。仕事のやりがいを直接確認できる、数少ない機会だろう。逆に勝負の場でもあるのだが。

 

Showというだけあって、展示コーナーが充実していた。いつもゲームセンターで、ガラス越しに眺めている素敵な景品たちが、どやどやと展示されているのだ。お金出してでも買いたいくらいなのだが、(K様は交渉までした。「いくら出せばいいですか?」 おいおい。)販売はしていないとのことらしい。

ドラヤキ…、欲しくてたまらないが、やはり景品は景品。自分でゲーセンで取りなさいということだろう。取るその「行為」が、立派なアミューズメントなのだ。カネにモノを言わせてはいけない。

 

 

さてさて、これまたShowにはつきものの着ぐるみも、たくさん会場を徘徊している。

TAITOさんから、ネットで話題の「リヴリー」が熱心にファンサービスを行っていた。ちょっと目が怖いが、なかなかかわいいなー。自分のHPなんかで飼えるらしい。因みにこのリヴリーは「ピグミー」という名前。ピグミーマーモセットから取ったのかね。

少しピグミーの後をつけてみると、

スタッフに声をかけられそそくさと歩くピグミー。

 

親子連れに小突かれるが、「無視」。

ダメだよ!ピグミー!

 

どーん。

 

スタッフルームへの扉に

思いっきりぶつかるピグミー。

 

着ぐるみは、ハズさない。

 

 

 

 

もう少し展示ブースを歩く。

温泉まんじゅう君や、

K様一押しのチャックスまで。チャックスいいよ、チャックス。

お子様もたくさんなので、今回はグロさ控え目か。

 

 

そして、話題の165cmリラックマ。

大きさと質感が写真じゃ伝わりきらないのがもどかしい。K様よりもでかかった。何でもかんでも、でかくすればいいというものではないが、でも「大きいことはいいことだ」とも思う。実際欲しい。こんなのが部屋にあるだけで、毎日がアミューズ(意味不明)。

 

エルモvs女の子という図式も微笑ましい。この子、このぬいぐるみの中に人がいると信じて疑わず、母親を困らせていた。これもある種のアミューズ。

 

さて、恒例の「カメラ小僧のカメラ小僧」がお送りする、今日の一枚はこちら。

メイドさんとアミューズしている人がたくさん。コンパニオン?も大変だ。

 

 

他に、

光の加減でどこか恐怖感の漂うQOO着ぐるみ。目が宇宙人ぽい。

 

男の子は連れ去られなかっただろうか。

着ぐるみの微笑が怖くて仕方ない。

 

 

 

 

展示品も一通り見終え、別の場所も回ってみる。

どこか残念な感じのチャリティーオークションをしていたり、

 

ゲーム大会をしていたり。

この凛々しい彼は、筋肉マンのゲームで見事優勝したチャンピオンだ。

司会の人が、終始いじり辛そうにしていたのが印象深い。空気読めてないよ…。

この仮面やら、

どせいさん人形やらを見ると、キャラクタービジネスは少子化を確実に意識しつつ変わっているのが分かる。年齢層を若干ずらしたりすることで、幅を利かさねば売れないのだ。

 

 

 

もう少し歩くと、こんどは実際に自分でマシンを体験してみよう、というコーナーにさしかかる。

これも立派なアミューズメント。ムシキングやラブアンドベリーについていけないお父様がたは、ここで疲れを癒しているようだった。

さっきの休憩ゾーンを見ると、

どうやらおじさんの悩みは解決したらしい。よかったよかった。

 

 

 

長くなってきたがあと少し。やはりアミューズメントの中核を担う、ゲームの王道を走るのは、ガンダムだった。でーんとど真ん中に構えられたブースには長蛇の列。

こんなカプセルに入ってゲームが出来るらしく、本格的。K様の血がうずいているのが伺える。それにしても、「出撃中」の文字がなにやら可笑しいな。これがトイレの順番待ちだったら…と想像すると笑える。「出撃中!」

あ、シャアさん、おつとめご苦労様です。

あの…、ちょっと痩せました?

 

 

 

K様を少し放置し、他でも見て回ろうかとするが、どこも待ち時間がディズニーランド並み。どこのゲームセンターにでも置いてありそうなものばかりなのに、ここでプレイするには並ばなければいけない。お菓子をすくうあのマシンですら、人が多すぎだった。

 

K様を待つ間、うろうろしていると…、

うおー、めっちゃかわいい…。残念ながらメガネはかけていないが、思わず写真を撮ってしまった。

はい、完全にカメラ小僧です。

 

 

満足げな笑みを浮かべるK様と合流し、最後にもう一度会場全体をふらふら。

QOO人形は、ますます怖さを増していた。

どう見ても、連れ去ろうとしているようにしか見えない。

 

負けじとガチャピンも登場。衣装はおそらくガッチャマンとかけたのだろうが、その衣装のせいでガチャピンと気づいた人はあまりいなかった。

逆効果。

こんな情けないガチャピン、見たくないよ!

 

 

遊園地のアトラクションも立派なアミューズメントマシンであるし、

今やフィットネスクラブにも作られるようになったジムアトラクションも、大きくアミューズメントとして括られるだろう。もう、何でもアミューズ、楽しませてくれるものでなければならない時代になったのかもしれない。

それがそれ本来の役割を果たすことはもちろん、それでいて「楽しませてくれ」なければ、相当な対価は払えない、という消費社会における消費者優位の様相が、如実に現れてきているのだろう。これからは、どんなところにもアミューズ的な要素が提案されていくに違いない。学校やら老人ホームにも、きっとアミューズは持ち込まれる。その時、「楽しませること」のみを目的としてきた純粋なアミューズメントはどうなるか?じっくり考えないと、未来はない。

 

 

 

そんなこんなで、アミューズメントマシンショーを後にした。思いの外、何もできなかった。見た、だけだ。ちょっと損した気分を残しつつ(入場料1000円は高い)、ついでにとなり会場の「Super Japan Illustrators Festival」に向かったのだが…。

つづく。


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コメント 3

Tz

おじさんの悩み
「腕毛濃いし、おでこも広がってきてるしですっかりオヤジなのに内股って…」

ガッチャマン姿のガチャピンは「ガッチャピン」っていうらしいですよ。
<a href="http://gatchapin.com/" target="_blank">ガッチャピン公式サイト</a>
by Tz (2006-09-18 09:22) 

Tz

あ、タグいらなかったんですね(^_^;)
by Tz (2006-09-18 09:23) 

nasujirou

>>Tzさん

ガッチャピンかー。やっぱりパッとしないね。
会場でも何か浮いてたし。

ムックも何か別のにしてあげればいいのにね。
ムック博士とか、微妙。
by nasujirou (2006-09-18 09:56) 

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