乙女ロードをひた走る [旅々]
池袋へ行く用事があったため、朝から湘南新宿ラインに揺られて横浜を出発。
大体昼過ぎくらいに用事が終わる予定だったので、ついでに乙女ロードへ寄って帰ることに。
なんとなく腐男子っぽい格好をして向かい、14時前後にロード到着。
さりとて今日も人間観察だ。
とりあえずまんだらけへ入店。前の二人の女性を追って鏡張りの階段を下り、何度目だろ?めくるめくボーイズラブワールドに足を踏み入れた。配置はあまり変わっておらず(ぉ)、見たことのある光景が広がっている。思いっきり越前リョーマのコスプレをした店員さんと目が合う。きまずい。
とりあえず店内を回ってみるものの、こんな火曜の昼間っからまんだらけに足を踏み入れる男子は「ありえない」ようだった。そりゃそうだ。店内は僕を除いて全て女性。いち、に、さん、し、…、数えて15人くらい+店員さんがいたが、全て女性だった。異様な空間に戦慄きつつも、とりあえず人のいなそうなコーナーをめぐってみた。
えーー、写真はこの一枚だけ。
どんな状況でもカメラを構えて、いくらでも撮ってやるぜ!というのが自分のモットーだったはずが、なぜかこのお店の中では自制心が働きに働いた。いやーーーー、あれはなんだろう、シャッターを押すその刹那までずっとドキドキしている自分がいた。なんていうか、殺気みたいなものを感じてたね。刺される、みたいな。
とりあえずジャンプ系、ゲーム系のところを色々と見て回った。トレンドはやはり変わらず。
ワンピースだけで2メートルくらい、ガンダムシードだけで3メートルくらい棚が取られているんじゃないかというくらい、この二作品はモノが多い。あと平積みでプッシュされていたのが、「キョン×古泉」ね。
ちょうど夏コミで売られたものが大体巡り巡ってまんだらけに落ち着いてくるのがこの時期(もうちょっと早いのか?)なのか、新刊でハルヒモノが多いこと多いこと。どっちかっていうと「キョン×古泉」より「古泉×キョン」のが多いか。「まっがーれ↓○○○○○(いやん)」みたいなのとか、「二人だけの禁則事項(それみくるだろ)」みたいなのとか、とりあえずこの二人が席巻してる感じだった。まぁこの二人は良いネタだろうね。
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後はナマモノのコーナーで少し時間をつぶす。
KinkiKidsとかB'zモノがあって面白かった。小説やら、デフォルメされたキャラクターやらが、ぐんずほぐれつしているんだろう。
やっぱり多いのはジャニーズ。使いやすいモチーフなんだろう。そんなにコーナーは大きくない、というか他の小さい店舗ではあんまり置いてないだろうけども、一応棚を一つ占拠して、ででんとお会計前のスペースにそそり立っていた。
お笑い芸人のモノもあってちょっとときめき、
ダウンタウンのものを必死で探すも見つからず。
やっぱり美形じゃないといけないのかい。
オリエンタルラジオとか、後なんだっけ、覚えてないな。
もう一つ、パペットマペットのものを見つけて笑った。
てかパペマペコーナー!なんてのがあるくらいで、きちんとラベリングもされている。
これも人気なのかね。腐女子には。
牛とカエルがぐんずほぐれつ? まぁ中身までは見れないので性的なものかどうかは分からない(てか多分違うだろう)けども、いちゃいちゃしてるような表紙が並んでいた。こえー。
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そうして20分くらい経ったところで(そんなにいたんだね)、男性のお客さんに遭遇!
目が合うや否や、どこか「お互い頑張ろうな」みたいな雰囲気を感じあった。あれはなんだ(笑)。
しかしその人は相当の腐男子のようで、自分の横を一目散に通り過ぎSEEDの801モノがあるところへと歩いていった。そしてレコードを探すかのように同人誌をバラバラと検索していく。あの手さばき、腐女子顔負けだ。
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結局、何も買わずにまんだらけを出る。パペマペのものくらい買っておけばよかったかな。とりあえず、色々と人間は観察成功。まるでジャングルのようになっている一角があり、腐女子に囲まれて閉じ込められて出られないなんてこともあったが…
図示-----
棚棚棚棚棚棚棚棚棚棚SEED棚棚棚棚棚棚棚
腐 腐腐 僕<コワイヨー 腐腐腐 腐
棚棚棚棚その他小説系棚棚棚棚棚棚棚棚棚棚
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脱出にも成功できた。命があってよかった。
10分くらい死ぬかと思ったぞ。
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さて、で、場所を変えて今度はロードのお店を巡る。
まず最初に入った男性向けの小さなお店で、なぜか腐女子二人を発見した。
何やらちょっとエッチ系の本を見ながら会話している様子。近づいて聞き耳を立てる。
A:「わー、なにこれー、ヘンタイじゃん(笑)」
B:「ねー、バッカみたい(笑)。」
おうおう。
A:「ねーねー、これさ、
こんなのばっかり読ませながら
子供育てたらどうなると思うー?」
B:「えー。
ヘンタイになるに
決まってんじゃん!(爆笑)」
A:「そうだよねー。
てか、普通に育てても
ヘンタイなんだからさ、
もっとヘンタイになるんじゃない!?」
B:「そっかー、ありえるー(笑)!」
B:「それよりさ、見て見て!
このアニメなんだけどさー…」
A:「あ、それ知ってるー!
総受けっぽい子がさー…」
貴 様 ら 。
男は全てヘンタイ、それは認めよう。
でもあんたたちもヘンタイだろーがよおおおお
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ひとしきり笑って店を出て、
あとはちょくちょく中を見ながら店をはしご。
以前、
汗のにおいで立ち入ることすら
困難だったコーナーに、扇風機がついていた。
そうでもしないと快適にならないのがうけるな。
安い漫画を求めて店内を回る。
COWBOY BEBOPのグッズがあまりなくて残念。
らしんばんで色々と特価品を購入して荷物が増える。
『イキガミ』の人の『Mail』と、あと坂本竜馬が主人公のなんだっけ、「あざ」? 最後に『キミはペット』14巻セット500円を、大層な袋に入れてもらい最後のアニメイトへ。
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ツンデレジュースに飽き足らず、
乙女紅茶がデビュー。いつからだ?
店内には「男萌えボイス」のガチャガチャが並んでいた。
何だっけ、メガネ男子、執事、幼なじみ、ツンデレ、俺サマ、あと一個忘れた。
一回ガチャっと回してみると、
「ツンデレ」をゲット。
「お前…、かわいすぎるんだよ!」
とか言ってくれます。
欲しい人あげます。
そんなこんなで、
自分がどいた後、
そこに群がる女子高生。
世も末です。
「わー、これ絶対じゅんじゅんの声だってー!」
「えー、うそー」
「じゅんじゅん!やったー、やば、ホント嬉しい。」
「私、もう一回やる。お願い!幼なじみ!」
などとキャッキャしていた。
じゅんじゅんって誰。
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後はやたら多いチャイニーズをかわして、店内を見て回った。ファンシー雑貨も普通に売ってるんだね。
男性向けのお店と違って、お店を上に昇るにつれて、腐女子色は抜けていった気がする。
コレは面白い現象だな。
男性の場合は、何が何でも上まで辿り着いてやる!みたいな、ある種の苦行が必要だけれども、女性にはそれが不要なのか、という。別に上まで上らなくてもいいじゃん、歩くの面倒だし、みたいな。これ、オタクとか抜きにしても、男女に普遍的に言えるんじゃないか? マゾさを主体的に引き受ける存在か、マゾそのものか、という違いで。
カレンダーの時期ともあって、店内は中々の盛況ぶり。日も傾いてきたので、会社帰りのOLさんっぽい人たちの客足が増えていた。あと学校帰りの女子高生が多い多い。そりゃ池袋の学校に通ってたらそうなるわな。
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自分と同じようなルートでお店をはしごしていた腐女子の方がかわいかったなー、
なんて思いつつ、池袋を後に。
何かテレビが一杯来てる、と思ったら、飛び降りがあったらしいね。
自殺?事故?の15分前にあの場所を通って西武池袋線に乗っていたと思うと恐ろしい。
とりあえず色々と収穫のある一日だった。
腐女子かわいいよ腐女子。
ちょwwww
眼鏡婦女子のお土産は…
マジレスするとじゅんじゅんはふくやm…
by フェル (2007-11-08 17:58)
福山潤!
ルルーシュ!ルルーシュ!
by K山 (2007-11-10 01:45)
まんだらけの写真に「みえるひと」があるw
by Tz (2007-11-10 09:58)
>>フェル、K山
ルルーシュかー。知らなかった。
福山潤さんね、メモ。
眼鏡腐女子のお土産はまた今度。
>>Tz
もうね、なんでもあるよ。
読む側は絶対想定されてないよね、あの本たち。
by nasujirou (2007-11-23 01:14)