モバイルSuicaですよ [雑記]
一ヶ月ほど前から、「モバイルSuica」なるものに手を染めた。
これ、便利と言うかなんと言うか、怖さがなくなってきたのが面白くもある。
ケータイでピッとするだけで、電車もバスもパスモ!にのっとり、自動改札を白いSH902iで抜けていくのは想像以上に気持ちいい。それは別にカードSuicaでも同じなんだろうけど、チャージの手間すらないことを考えると、ケータイで電車に乗れてしまうのは想像以上に便利だなぁ。スマートさというか、なんだろうな、スタイル?
時々、ごくごく稀に、「改札を通ろうとする瞬間にメール着信!」みたいな奇跡が起こると、「ピンポーン、係員にお申し出下さい。」みたいな恥ずかしい事態に遭遇してしまうが、それを除けば非常に便利でもある。
もちろん、その代償?はあって、クレジットカードを登録しないといけない。だから、落としたらちょっと怖いなぁ、というのが普及にブレーキをかけている要因ではあると思う。もしケータイを落としたとき…と考えると確かにおぞましい。チャージする際には暗証番号が要求されるのだが、「既にチャージしてあるお金」分については消えてなくなると考えて間違いないし。
「何か、全てのものがケータイ一つに集約されていっている感じが、怖い。」
なんて声がもう散々聞こえてくるけど、
そんなにケータイって落とすもの?
別段余裕をかましているわけではないが、ケータイは落とさないでしょ、という実に傲慢な論理で自分を納得させ、モバイルSuicaに手を染めた僕。なんだろうなぁ、切符買う手間が省ける、なんてこと以上の便利さをもらえた気がする。「切符を買わなくて良い」っていうのは、=「切符がいくらか考える時間が要らない」というわけで、むしろ財布を出すことすらなくなっている今の自分の状況を省みると、これは進化なのか退化なのか…。
チャージが1000円を切ったら、そろそろチャージしておくかー、と、アプリを起動し5000円と入力。
2~60秒待つともうケータイには相応のお金が入ってしまう。
すごい世の中だよなぁ。
まぁ、それだけ頻繁に電車を利用するような身分にいる、っていうのも、モバイルSuica導入を決意させた大きな大きな要因なんじゃないかとも思うけどね。そしてこれが「Suicaは未来のお金!」論に繋がっていく。
嬉しいことに、今の身分はその行為がある条件を満たしている限りにおいて「交通費」が至急される。
↓
「交通費」はモバイルSuicaで後日請求される。
↓
「経理」のお姉さんに「交通費支給願い」を出すと、お金が貰える。
↓
ウッハウハ
↓
後日クレジットカードでダメージ!
つまり、お金を「引き出す→手に入る→使う」という風に普段は行っている作業が、
モバイルSuicaを使うと逆転する。「使う→手に入る→引き落とされる」みたいに。
この工程がまた面白かったりもするんだよね。
何だろう、別に使う金額は変わっていないのに、「使えば使うほど儲かる」みたいな印象を得てしまう。
これは怖いぞ!未来のお金、となってしまうと、急に他人事に思えるのは、なぜだろう。
別に「お金」に限った話じゃないか。
そんなことを考えながら、またSuicaでジュースを買ってる自分が居てね。
慣れっていうのは怖いものです。
「使う→手に入る→引き落とされる」
キャッシュ・フローをうまく利用したシステムだよね。
前に聞いた話なんだけど、「大人の呑み会」では人によっては自ら伝票を持っていって、それをキャッシュカードで支払うみたい。その後にみんなから現金徴収をする。
だから「一時的」には手元に諭吉さんゴロゴロでウッハウハ状態。
「後日ダメージ!」はもちろん被るんだけどね。
by むーたん (2007-04-12 00:38)
>>むーたん
キャッシュ・フロー!!
こんなところで聞くとは思わなかったねー。
実際にやってみると、上手く利用されているのが良く分かる。
現代人になった気分!!
by nasujirou (2007-05-02 09:30)